おしゃれな手仕事が見つかる!東京で行くべき民藝店3選

うつわ、ガラス、布、かご、木工……。東北から九州にかけて民藝運動がさかんな場所は各地にあります。民藝の歴史や手仕事を学びながら、訪れてみたい素敵な民藝館・民藝店に出会える一冊です。

【銀座たくみ】1933年創業、民藝の歴史を映し出す老舗

各地で見出された民藝品や柳宗悦らが新たに計画した新作物を社会に届けるために1933年に創業。前年に創業した「鳥取たくみ」が鳥取のつくり手によるもので占められていたのに対し、「銀座たくみ」には全国から健康的で美しく正しい実用品が集められました。

【店舗情報】
ギンザタクミ
東京都中央区銀座8-4-2
tel│03-3571-2017
open│11:0019:00/日曜、祝日休

 

【工芸喜頓】ファッション業界出身の店主セレクトの素敵なうつわ

上町駅からほど近い住宅街の一角に、「工芸喜頓」はあります。このあたりは1578(天正6)年から続く「ボロ市」が開催される場所としても知られます。店主の石原文子さんはファッション業界の出身で、パリ在住時に開催された展覧会「LʼESPRIT MINGEI AU JAPON(日本民芸の精神)」に心惹かれ民藝に興味を持ったそう。

【店舗情報】
コウゲイキイトン
東京都世田谷区世田谷1 – 48 – 10
tel│03-6805–3737
open│13:0018:00/日曜・月曜・火曜、祝日休

 

【小鹿田焼ソノモノ】小鹿田焼、全9軒すべての窯元のうつわがそろう

1705(宝永2)年に開窯して以来、庶民のための器をつくり続けているのが、大分県日田市の小鹿田焼(おんたやき)。現在、9軒の窯元がありますが、そのすべての窯元を取り扱う、全国でも希少なお店が「小鹿田焼ソノモノ」です。

【店舗情報】
オンタヤキソノモノ
東京都豊島区長崎4-25-7
tel│03-3958-5231
open│11:0018:30/日曜休

 

*店舗情報については変更されている可能性もあります。おでかけの際は事前に最新情報をご確認ください。

『にっぽんの美しい民藝』

定価1,600円+税
著者名萩原健太郎
ページ数160
A5判

著者プロフィール

萩原健太郎

ライター。フォトグラファー。日本文藝家協会会員。1972年生まれ。大阪府出身。関西学院大学卒業。株式会社アクタス勤務、デンマーク留学などを経て2007年独立。現在は東京と大阪を拠点に、デザイン、北欧、民藝などの周辺の執筆および講演を中心に活動。著書に『民藝の教科書①~④』(グラフィック社)、『伝統こけしの本』『ストーリーのある50の名作椅子案内』(スペースシャワーネットワーク)、『社会派化粧品』(キラジェンヌ)、『北欧の絶景を旅する アイスランド』『フィンランドを知るためのキーワード A toZ』(ネコ・パブリッシング)、『北欧とコーヒー』(青幻舎)、『北欧の日用品』(エクスナレッジ)など。