既存不適格建築物とは?「建築確認申請 条文改正経過スーパーチェックシート【第5版】」の使い方

建築基準法・建築基準法施行令の改正の経過をすべて掲載した唯一の本。2025年改正まで網羅した「建築確認申請 条文改正経過スーパーチェックシート【第5版】」が好評発売中です。ここでは、既存不適格建築物について解説しながら、本書の使い方を紹介します!

建築基準法の改正経過を知ろう!

  建築基準法は、建築物の敷地、構造、設備及び用途に関する最低の基準を定めて、昭和25年から施行されている建築物にかかわる基本的な法律です。

施行以来、その時々の社会情勢の変化、都市計画等まちづくりへの誘導又は災害等の教訓そのほかを踏まえて、規制の強化および緩和に関して何度も法令改正が繰り返されています。

既存不適格建築物とは?

新築当時は適法だったが、法改正などにより現行法規に適合しなくなった建築物を「既存不適格建築物」といいます。

建築基準法3条では既得権を認めて「既存不適格建築物」の存在を容認しています。

既存不適格建築物を増改築するときは?

しかし、法改正後に増改築をする場合には、注意が必要です。(法86条の7で緩和する範囲を除き)、遡って建築物を現行法規へ適合させなければなりません。

 〇いつ新築されたか。どの項目について既存不適格なのか

 〇過去の増改築・用途変更でどの項目が遡及されたのか

上記の2つのポイントを判断し、今後の増改築・用途変更などの際にはどの項目についてさらに既存遡及しなければならないのかを知る必要があります。

 

既存不適格となった時点を把握する

既存不適格となった時点(基準時:下表「既存不適格」主な基準時一覧参照)の把握が重要となるわけです。この基準時のほか、各規制緩和時点の把握のための法文上の根拠として、建築基準法・建築基準法施行令の改正の経過をすべて掲載したこの最新の「建築確認申請 条文改正経過 スーパーチェックシート第5版」が非常に有用です。

建築物の設計や確認申請に携わる建築士(特に増改築・用途変更等の設計等に携わる方)、建築基準法業務に携わる特定行政庁の職員、指定確認検査機関の建築基準適合判定資格者等、建築物のリニューアル業務に携わる建築士等及び定期報告業務に携わる建築士・調査検査員の方々など、幅広く、多くの皆さんの業務に活用していただけることを期待しています。

 

建築確認申請 条文改正経過スーパーチェックシート 第5版

定価 12,000円+税
著者名 武藤康正
ページ数 1354
判型 B5判
発行年月日 2025/04/28
ISBN 9784767834085

 

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