【関の扉/せきのと】桜の精と天下を狙う謀反人が対決!
常磐津(浄瑠璃の一種)の舞踊劇。正式名称は「積恋雪関扉(つもるこいゆきのせきのと)」と、何ともロマンチック。桜が美しく咲き誇る逢坂の関を舞台に、ドラマティックな戦いが繰り広げられます。実際の舞台では、舞踊劇だけにおおらかな独特の振り付けにも注目したいところです。『歌舞伎の101演目解剖図鑑』では、振り付けの詳細もイラストで図解しています。
【藤娘/ふじむすめ】可憐な藤の精の華やかな舞踊
江戸期に作られた舞踊を、名優・六代目尾上菊五郎がアレンジして生まれた名作。実際の舞台では、巨大な藤の背景(大道具)と可憐な藤の精の対比が見事。(実はこのサイズには、六代目ならではのある目論見が隠されていたそうで……)
【連獅子/れんじし】親獅子と子獅子の豪快な舞踊劇
大人気の演目故、テレビなどで見たことがある人も多いはず。我が子を谷底に落として鍛える「獅子の我が子落とし」伝説を舞踊化した演目で、親獅子と子獅子がフワフワの長い毛を豪快にぶん回す「狂い」という振りも必見です。
演目についてもっと詳しく知りたくなったら……
『歌舞伎の101演目 解剖図鑑』がお勧め。前述の3演目の他にも、「曽根崎心中」をはじめ、映画『国宝』で登場する演目すべてを掲載しています。歌舞伎十八番、時代物、世話物から新歌舞伎に至るまで、押さえておきたい101演目をしっかり網羅。痒いところに手が届く分かりやすいイラストで、見どころやポイントをしっかり掴めます。役者紹介や歌舞伎用語辞典も充実しており、初めて歌舞伎を見る方のバイブルとしても最適です!

書籍詳細は画像のリンクから↑ 今なら新規登録1000ポイント(2025年7月31日まで)が使えるPDF書籍がお得です!会員登録はコチラから
歌舞伎のことをもっと知りたくなったら『最新版 歌舞伎の解剖図鑑』も併せてお勧め。女形って何? 独特の化粧に決まり事はあるの? 役者が「〇〇屋」と呼ばれているのはなぜ? 歌舞伎を見てみたいけど難しそうでハードルが高い!そんな疑問や不安をさっくり楽しく解決してくれる、「歌舞伎の基本の『き』と楽しみ方がまるわかり!」の1冊です。