最近のポストはどんどん大きくなっている!
住宅の外観は、「家族の顔」になると言っても過言ではありません。特に、インターホンを押すまでのアプローチや門廻りは、来客が最初に目にする場所なのでこだわりたいものです。庭や家の見栄えを損なわないよう、極力シンプルですっきりとしたデザインにするのがポイントになります。
だからといって、「設置しない」わけにはいかないポスト。最近ではメール便の利用が増え、宅配ボックスのニーズも高まって、サイズがどんどん大きくなってきています。
そのため、昨今のポストの選び方としては存在感をなくした製品を選ぶのがコツになります。
選び方のコツ1 : 取っ手や操作の機構が見えないものを選ぶ
インターネット通販が定着し、今やなくてはならない存在となりつつある宅配ボックス。しかし、宅配ボックスはサイズが大きいため、極力シンプルなデザインを選ぶのがポイントになります。
宅配ボックスは扉の取っ手、施錠機器やダイヤルなど、さまざまな機構があります。機構が表面に露出しているとボックスの存在感が際立ってしまうため、それらがなるべく目立たないようにデザインされている製品がおすすめです。
ガーデンエクステリアの総合メーカー、ユニソンの「ヴィコ DB」は操作の機構を外扉で隠すことで、大きさはありつつもすっきりとした印象に。宅配ボックスと郵便受け、2つの機能を持ち合わせた“宅配ポスト”になっているので、郵便受けを別途配置しなくてよいのも嬉しいポイント。また、門柱タイプや、壁面への埋め込みが可能なタイプなど、外構に合わせて選べる豊富な設置方法も魅力です。さらに、インテリアでニーズが高まっているマットカラーもあるので、流行に敏感な方はぜひチェックしてみてください。
「ヴィコ DB」は、使用しないときには、内扉にある鍵は解錠した状態にしておきます。宅配ボックスを使用する際には、宅配物を入れた後、宅配業者が内扉の突起を指で押し上げながら扉を閉めて施錠します。確認窓が赤色になっていたら使用中というサインです。詳しい操作方法は動画の2:55あたりで説明しているので、ぜひご覧ください。
選び方のコツ2 : “本物素材”にこだわった、極力シンプルでスマートなものを選ぶ
宅配ボックスは不要で郵便受けとしての機能があればOKという方は、要素がそぎ落とされたシンプルなデザインのポストを選ぶのがおすすめです。その際、形状はシンプルでも、木や金属などの素材感の強いものを選ぶことで、安っぽい印象になってしまうのを防ぐことができます。
ユニソンの「パロ」は、素材感のあるスマートな佇まいが魅力。バイブレーション仕上げを施したステンレスを採用しているので、年月が経つと徐々に鈍い光沢感が生まれます。植栽の成長や、外装材の経年変化とともにポストも味わい深くなっていく姿は、愛着が湧くこと間違いなしです。
住まいの外観を損ねない、美しい佇まいの「パロ」は、建築家の伊礼智さんが設計した住宅「上田の家」(施工:美し信州建設)でも採用されています。受け取りも取り出しも正面から行う仕様なため、ポストの後ろにも植栽できるのも嬉しいポイントです。支柱はステンレスのほかに、天然木のイペ材で化粧したタイプもあります。住宅のデザインに合わせて選んでください。