民藝・手仕事のオンラインショップ4選-店主たちの暮らしを紹介!

『暮らしの民藝』『暮らしの民藝2』は、美しい民藝・手仕事と暮らす人たちの家を掲載した本です。今回はそのなかから民藝・手仕事を扱うお店の店主の家をご紹介。店主たちの暮らしぶりを見てみましょう。

今回は実店舗だけでなく、気軽に利用できるオンラインショップのあるお店をセレクト。まずはオンラインショップにお邪魔して、いつかは素敵な実店舗に出かけてみてください。

【やわい屋・朝倉圭一さん】

震災、結婚をきっかけに、自身の働き方を見つめ直したという「やわい屋」店主の朝倉圭一さん。導いてくれたのは、10代の頃から支えてくれた多くの文献であり、そのなかでめぐり逢えた「民藝」でした。『暮らしの民藝』掲載。

下の方は子どものおもちゃや絵本、上の 方は朝倉さんのコレクションを収納

キッチンからダイニング、リビングを見て。約150年前の古民家という古さを感じさせないのは、この家が建った当時の新築の状態を目指したから

【店舗情報】

150年の古民家で暮らしながら、民藝を商う朝倉圭一さんのお店「やわい屋」。安土草多さんのライトが充実しています。

ヤワイヤ

https://yawaiya.amebaownd.com/

岐阜県高山市国府町宇津江1372-2

tel│0577-77-9574

open│13:0017:00/火曜・水曜・木曜 ※臨時休業あり

 

 

WOLK・豊村昭子さん】

日本の手仕事を扱う雑貨店「WOLK」の店主、豊村昭子さんは、自分が使っているものと同じ基準で店で扱うものを選び、幅広い使い方を提案しています。ご自宅にうかがい、その一端を見せていただきました。『暮らしの民藝』掲載

玄関。壁にはニューキリム、棚の上には鳥のオブジェや、秋田のイタヤ馬など。気持ちがなごむしつらえ

キッチンの棚には、日本の手仕事が並びます。曲げわっぱは、大館の老舗の栗久のもの。子どもの頃、両親の実家の宮城に遊びに行っては、おばあちゃんがざるを使って料理するのを見ていたそう

 

【店舗情報】

「手の届く上質」をテーマに日本の手仕事をセレクト。豊村昭子さんのお店。

ウォルク

https://www.wolk-zakka.com

東京都江東区常盤2-14-9

open│12:0018:00/火曜(隔週で月曜休もあり)

 

【樂久登窯・西村昌晃さん】

淡路島に移住し、陶芸家として活動している西村昌晃さん。うつわをつくるだけでなく、食べるという行為の上流に位置する農業や漁業などを学ぶことで、自身の仕事の本質を理解できたと語ってくれました。『暮らしの民藝2』掲載

昼食の準備に入る妻の千賀子さん。リフォームは夫婦で相談しながら、友人の手を借りて進めていったそう。ダイニングテーブルは昌晃さんの自作 

野菜をモチーフにした油絵のような一皿。手前の皿は、淡路島の土をベースにした生地に、液状にした鬼おに板いた(鉱物の一種)を染み込ませ、さらに貝灰を薄くかけて焼成。事前に釉薬を調合せず、二度がけを行うことで、独特の色合い、テクスチャーが生まれます

 

【店舗情報】

ラクトガマ

西村昌晃さんが2005年に開窯。2010年には、築100年の母屋を改装してギャラリー&カフェをオープン。

https://rakutogama.base.shop

兵庫県洲本市五色町鳥飼浦2667-2

tel│090-9045-2468

open│10:0017:00/火曜・水曜

 

【小鹿田焼ソノモノ・榑松そのこさん】

大学生のときに民藝と接点を持って以来、小鹿田焼とかかわり続け、今では全国でも唯一の専門店を営むまでに。実際に自宅でどのように使っているのかを拝見しながら、その魅力を堪能させていただきました。『暮らしの民藝2』掲載

 

扉の向こうには、小鹿田焼を中心に、やちむんやガラス、布やかごなどが所狭しと並んでいます

小鹿田焼のうつわにイタリアンを盛りつけ。つくり手と料理の組み合わせは、「坂本浩二さん×カポナータ」(右)、「坂本拓磨さん×生ハムとレタスのサラダ」(下)、「黒木史人さん×ミニトマトのマリネ」(左)など

 

【店舗情報】

オンタヤキソノモノ

小鹿田焼のすべての窯元から厳選したうつわを紹介する専門店。榑松そのこさんのお店。

https://www.ontayakisonomono.com/

東京都豊島区長崎4-25-7

tel│03-3958-5231

open│11:00~18:30(日曜は17:00まで)

 

*写真は店舗ではなく、ご自宅です。写真のアイテムは販売する商品とは異なります。また店舗情報については変更されている可能性もあります。おでかけの際は事前に最新情報をご確認ください。

 

『暮らしの民藝』『暮らしの民藝2』では、店主以外にも研究者や作り手、民藝好きの方々の素敵な家を紹介しています。暮らしやインテリアのヒントにどうぞ。また巻末には、民藝・手仕事のお店情報も豊富に掲載しています。もっと知りたい人は、書籍もぜひ見てみてください。

 

定価 1,600円+税
著者名 萩原健太郎
ページ数 160
判型 B5判
発行年月日 2021/12/03
ISBN 9784767829593

定価 1,680円+税
著者名 萩原健太郎
ページ数 160
判型 B5判
発行年月日 2022/10/03
ISBN 9784767830612