天板と脚の組み合わせ自由。脚色もカラフル!
「KANADEMONO」のフラッグシップモデルである「THE TABLE」の特徴を見てみましょう。天板(木材・リノリウム・「FENIX NTM」・ガラス)と、金属の脚を組み合わせたテーブル。無駄な要素をそぎ落としたシンプルな形状と、異素材の組み合わせによって生まれるニュートラルな雰囲気が、ダイニングだけではなく、オフィスなど、あらゆるインテリアになじむ作りになっています。
天板と脚を自由に組み合わせられる点が最大の特徴。天板は幅100~180㎝、奥行き45~88㎝の間から1㎝刻みで選択可能[※1]で、オフィスや在宅勤務の用途では、天板の素材によりますが、別途、配線孔の加工を施すことも可能です。①:丸キャップ、②:四角キャップ、③:円柱ブロック(木製・鉄製)、④:四角ブロック(木製・鉄製)、⑤:スリット、⑥:BLOCK&TRAYのなかから選ぶことができます。
※1 天板または脚の種類によって異なる
脚は50種類以上のデザインから選択できます[※2]。一番人気はシンプルなデザインで、耐荷重や強度にも優れ、オフィスにも数多く採用されている“スクエア” (上部幅 650 ㎜×下部幅 650㎜ ×高さ670 ㎜)。欧米の素敵なカフェでよく見かけるタイプの“Xライン”を選べば、足元の存在感がより強調されるでしょう。
※2 色はアイアンブラック・ホワイト・クリア・ニュアンスカラー、ステンレス、真鍮などがある
脚の色はモノトーンが主体でしたが、2022年6月には自然をコンセプトに考えた8色の「NATUREシリーズ」が発売。雲や花、砂浜、鉱石、石をはじめとする自然の要素をインテリアに取り込むことが可能になっています。
リノリウムや「FENIX NTM」、ガラスも利用可能
木材以外の天板も魅力の1つ。まずはリノリウム。アマニ油など天然の原材料から作られた自然素材で、床材やアルヴァ・アアルト(フィンランド)がデザインした「スツール60」に利用されてきた素材です。自然素材ならではの温かみや柔らかさがあり、見た目にマットな質感がトレンドにもマッチしています。
リノリウムを採用した「THE TABLE」の天板は、芯材が27㎜厚のパーティクルボード、表面が2㎜厚のリノリウムという構成(総厚30㎜)。小口はパーティクルボードの側面が現しとなっており、素材感の対比をインテリアのアクセントとして活用できます。色は全21色。クールなカラーから鮮やかなカラーまで、好みに合わせて色を選べるのが特徴です。
続いては「FENIX NTM」。イタリアで最先端のナノテクノロジーを用いて開発された素材です。次世代アクリル樹脂に、ナノテクノロジー(電子ビーム硬化プロセス)を用いることで、低い光反射率、マットな見た目、指紋レス、非常にソフトな質感を実現。キッチンカウンターの天板など、人造大理石のような使い方が想定され、屋外でも使用可能。建築家からも注目を浴びている素材の1つです。
天板としての機能的な特徴は“皮脂汚れに強い”“熱で傷が修復できる”“抗菌性に優れている”という点。ほかの素材にはない魅力に満ち溢れています。
ガラス(強化ガラス)の天板をセレクトする場合には、空間に明るさをもたらす透明感やソリッドさとは対極関係にある木製脚(オーク無垢材)との組み合わせを提案しています。
国産のい草を使った置き畳が登場
’22年にスタートした「D2C ROOM LABO」では、第一弾のプロジェクトとして、創業136年の畳製品老舗企業イケヒコ・コーポレーションとの協業を開始。’22年4月には「TATAMI 国産のい草をつかった 置き畳 4.5畳」や「TATAMI 沖縄で育った い草をつかった 贅沢なゴザ 130 × 200・191 × 191」などを発売しています。
畳といえば、日本の伝統的な床材でありますが、洋風化が進んだこともあり、戸建住宅・集合住宅問わず、和室を設けるプランが減り、畳に日ごろから触れる機会が減ってきています。しかしながら、その触り心地のよさや見た目としての存在感は普遍的な価値が感じられるもの。近年では逆に、LDKの一角に畳コーナーを設けたり、宿泊施設などの非住宅建築に畳を取り入れたり、と畳の価値も見直されてきています。
参考記事:【動画】〝和紙畳〞が広げる日本建築の可能性
参考動画:【建築知識】〝和紙畳〞が広げる日本建築の可能性~星野リゾートに学ぶ、『ダイケン健やかおもて』の使い方~tatami with Japanese Architecture
「KANADEMONO」が提案するのは置き畳。フローリングの上に敷けば、賃貸住宅などでも手軽に“和モダン”の空間を実現できます。畳は国産のい草(九州産もしくは琉球産)を使用。組み合わせも自由自在。い草ならではの香りを楽しみながら、リラックスして過ごすことができます。
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