『建築知識』はPDF版も発売中!
気になる特集号が、いつでも購入いただけます!
※PDF版の詳細についてはこちらから。
猫との暮らしポイント①
ネコ科動物はこんな行動が好き
「猫背」という言葉があるように、猫の背骨は柔軟で、全身をバネのように使って優れたジャンプ力を発揮します。また、肩関節の可動域も広く、木をつかんだり狭いところをスイスイ歩いたりするのも得意。高いところに上る、遠くを見渡す、といった行動は、もともと樹上生活をしていたネコ科動物に共通する行動です。
高いところがすき
猫との暮らしポイント②
猫は巣を中心とした “ 生活圏 ” で暮らす生き物
猫は巣を中心とした特定の区域「生活圏」のなかで、ほかの個体(同居人や同居動物)と距離を取りながら生活しています。猫のストレスを軽減するためには、ほかの個体と生活圏を分け、適切な距離を確保することがポイントです。
パーソナルスペースを確保
猫との暮らしポイント③
トイレ・食事場所への動線と位置関係
毎日の管理が必要なトイレ、食事・水飲み場。効率を考えればまとめておきたいところですが、猫にとってはそれがストレスになることも。猫の個性を見極めて、バランスのよい配置が必要です。
猫との暮らしポイント④
うっかりが命取りに。脱出防止扉は最低 1 枚以上
猫の脱出経路である窓、玄関、ベランダには、最低でも1つ以上の脱出防止策が求められます。屋外へ出ることに抵抗の少ない保護猫や、交配相手の探索に積極的な未去勢のオス猫を飼っている場合は特に注意が必要です。
猫との暮らしポイント⑤
完全室内飼いが基本。でも猫は刺激が欲しい
交通事故や感染症など、外の世界は猫にとって危険な要素がいっぱい。さらに、鳴き声や排泄物など、屋外に猫を放すと近隣トラブルにもつながる可能性があります。とはいえ、猫は好奇心が旺盛。猫を退屈させない工夫が必要です。
ご近所つきあい
猫との暮らしポイント⑥
外の世界に触れさせて! 家猫には「社会化」が必要
猫は基本的に散歩をしませんが、健康診断や予防接種などで病院に行く機会は多くあります。災害時などには見知らぬ場所に避難するケースも。室内飼いでも、幼少期から外部環境に慣れさせる「社会化」も大事なポイントです。
え?お出かけ?
建築知識23/05 猫のための間取り
ページ数:134
判型:B5
定価:1,800円+税
※ご購入はこちらから。
ここでは、猫との暮らしで理解しておきたいポイントをご紹介してみました。
これらを押さえて、是非猫ファーストな空間をデザインしてみてください。
猫編集部員プロフィール
あんみつ
すき :ソファ(爪とぎ)
きらい:入浴、留守番