京都には「その季節」に見たい庭、食べたいお菓子がある
京都の見所のひとつに上げられるのが、さまざまな美しい庭園とお菓子の存在です。「世界中を旅してもこれほど素晴らしい庭とお菓子に出合える場所はそうない」と語るのは、京都在住の庭園デザイナー&ガイドとして活躍する烏賀陽百合さん。
本書では、その烏賀陽さんが京都人が愛する日常の、それでいて特別な京都の庭とお菓子を24編からなる本文とコラムで紹介します。
一年以上かけて撮り下ろした写真とともに歳時記のように語られる本書を読むと、まるで京都に暮らしているかのようにその魅力を身近に感じることができます。

上/京都のたのしみは春と秋だけではない。桜の時期が過ぎた頃、曼殊院の書院庭園では真っ赤な霧島ツヅジに彩られた庭が見頃となる。下/京都発祥の水無月。無病息災を願う、夏越の祓のためのお菓子として親しまれてきた。
世界遺産から令和に蘇った雪月花の名庭、静かに鑑賞したい庭-そこから足をのばせば、古式ゆかしきお菓子がある
庭園とお菓子をつなぐのは、京都で育まれてきた「茶道」の文化。いにしえより寺社の門前には、いつもお菓子があり、人々に親しまれてきました。庭との出合いもまさに「一期一会」。その季節のその時だけの景色を見に足を運び、それとともにほっと息をつくティータイムを味わってみてはいかがでしょうか。京都発祥のお菓子や日々進化する新顔のお菓子など、伝統と同じように新しいものも愛する京都人のたのしみが詰まった一冊です。

上/令和になって揃った雪月花の庭の一つ、妙満寺「雪の庭」。 下/京町家で営む洋菓子の店「レ・モワノー」でいただく、絶品モンブラン。
【動画あり】庭園とお菓子による新・京都歳時記へ―ひとときのトリップ
1冊を1分動画にまとめました!1分だけ立ち読みするつもりで、ぜひご覧ください。
【概要】
京都には季節ごとに見たい庭、食べたいお菓子がある―京都の庭園デザイナーによる新・京都案内
特別で、それでいて京都人にとって日常の京都の庭園とお菓子を24編からなる本文とコラムで紹介します。