【移住、二拠点、セカンドライフに】自然と暮らす家。山や海、水辺、森、庭で見つける、豊かな時間。

山や海、水辺、森、庭で見つける、豊かな時間。

移住、二拠点居住、終の棲家。
ここ数年で、働きかたはもちろん、暮らす場所、生きる場所を見直す人が増えてきました。
住む地域そのものを、大きく変えたいという人も多いのではないでしょうか。

本書では、「自然と暮らす」13の家と暮らしぶりを紹介しています。海や山、川、森、庭など
周辺に豊かな自然があるというだけでなく、
住まい手の暮らしが、積極的に自然にかかわり寄り添いあうものであること。
環境と調和し、ことさら意識せずとも自然とのつながりがもてるよう、
ていねいに設計された家であることも必須条件でした。

これから、どこで、どう暮らそうか。
山や海、水辺、森、庭で見つける、豊かな時間。

 自然と暮らす家

 定価       1,800円+税

 文章 松川絵里 写真 雨宮秀哉

 ページ数              160

 判型       B5

 発行年月            2022/12

 ISBN  978-4767831008

 

 

 

 

 

手触りよい天然素材や、環境にやさしい設計のかたち、
庭づくりのヒントなど、都心に居ながら緑を身近に感じて暮らせる
家の工夫も紹介します。

海と山に囲まれ、深呼吸できる心地よい住まい

 

 

「孤島のような場所」で見つける、暮らしの愉しみ。

知り合いから紹介された海辺の平屋は、戦後にアメリカ人が暮らしていたらしいのですが、この25年ほどはあまり使用されていなかったといいます。

高所から海を見晴らす眺望のよい場所に惹かれ、リノベーションを前提に購入しました。

「いつか、夫婦で古い日本の家に住む日を思い描いていました」。

ここは、仕事から離れる束の間、その夢が叶いつつある場所です。

 

山と自然と、
住まいが教えてくれた、豊かな時間。

 

 

「空と雲が眺められる、広いところで暮らしたい」。

夫のリタイアを機に心機一転、眺めのよい場所へと移り住みました。

ここでの暮らしは、都会の人が想像するほど、のんびりとはいきません。

景色を愛で、好きなことをするのに忙しいのです。

「こちらに移住するとき、まわりから『田舎で何かしたいことがあるの?』と聞かれました。〝畑をやるの?〞とか〝自給自足?〞とか。

そうではなくて、ただ自然の近くに身を置きたい、時を過ごしたいというのが一番のことでした」と移住の動機を話す妻。

生涯住むつもりで購入した東京都三鷹市の分譲住宅で暮らしていましたが、夫が定年に近づくと、むくむくと移住への願望がもたげ、夫を説得しました。

「夫の通勤の制限がなくなると思ったら、心のままに動いてしまいました。こんな展開、予想もしていませんでしたが」。

そんなふうに始めたこの暮らしも、ひと通り四季の巡りを経験しました。

「こんなに素敵な緑を見られるのもあと少し、なんて思うと、時間が過ぎるのが、もったいなくて」と妻。

自然の中に身を浸す喜びを、刻々と感じる日々です。

自然の近くに暮らすと
窓からの景色はめまぐるしく変わる

 

こちらは、写真家と花教室主宰のご夫妻の住まい。

まわりには農地や緑地が多く田舎ののどかさがあり、斜面を造成した敷地で日当たりがよく、南側には、こんもりした森が一望できます。

ここは、夫妻の暮らしの場であり、働く場所でもあります。

家の中はいつもすっきりと整い、庭に面した窓からの光に満たされます。無垢材の床に木製建具など、簡素でありながら、虚飾のない素材を使いました。

自分たちで塗った白い左官壁も清々しい趣です。

 

十人十色の、「自然と暮らす」13の家と暮らしぶりを紹介

本書では、山や海だけでなく、川や美しい借景を望む住まいなど、「自然と暮らす」13の個性豊かな住まいと暮らし方をご紹介しています。

一様に言えるのは、住まい手達が手をかけることの大切さ、たいへんさ、そして愉しさを知っているということ。

暮らしを経て美しく成熟していく家と、住まい手の暮らし方。

愛着のある家や暮らしの中で抱く悲喜こもごもを、写真や文章から汲み取っていただければ幸いです。

この本が、自然を感じて暮らしたいと望む方々の、小さなヒントになりますように。

『自然と暮らす家』
定価 1,800円+税
文章 松川絵里 写真 雨宮秀哉
ページ数 160
判型 B5判
発行年月 2022/22
ISBN 978-4767831008

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