“そこにあるもの”が香り漂う-五島蒸溜所
潜伏キリシタンの歴史が息づく五島の地に建つ、小さな蒸溜所 「五島つばき蒸溜所」。
1922年に建立された半泊教会のすぐ隣にあり、教会と並ぶ姿だけでも特別な風景をつくり出しています。
建物は、蒸溜室を“中庭”に見立て、その周囲を回廊が囲む“修道院的プラン”。修道院で生まれた薬用酒を起源とするジンと呼応する設計で、まさに訪れて感じたい空間です。
光や香り、風の流れまでも建築に取り込む工夫が随所にあり、島ならではの自然と祈りの文化が一体となった特別な体験が味わえます。遠方にはなりますが、ぜひ立ち寄ってほしいスポットです。
詳しくは、「建築知識のたてもの探訪」でも紹介しています!
都市のダイナミズムを一望! 長崎スタジアムシティ & WORK@NAGASAKI(長崎市)
2024年10月に開業した 「長崎スタジアムシティ」 は、Jリーグ・V・ファーレン長崎のホームスタジアムを中心に、アリーナ・ホテル・オフィス・ショッピングモールが一体となった全国注目の複合施設。スポーツやエンタメを楽しむだけでなく、滞在そのものが“体験”になる新しい場所です。
特におすすめなのが、長崎最大級のコワーキングスペース「WORK@NAGASAKI」。
ここでは、建物群を俯瞰しながら、海・山・市街地が折り重なる長崎ならではの絶景を一望できます。都市のエネルギーと自然のダイナミズムを同時に感じられる空間は、訪れる価値あり。イベントとあわせて立ち寄れば、“長崎らしさ”をより深く体感できるはずです。
詳しくは、こちらの記事でも紹介しています!
誌面では、古代から現代まで、長崎の建物や街並みの魅力をたっぷり紹介しています。大浦天主堂や軍艦島、出島といった王道スポットから、対馬や波佐見といった長崎市外エリアまで――いずれも編集部として心からおすすめしたい場所ばかりです。
だからこそ、ここでは語り尽くしません。続きはぜひ誌面でじっくり堪能してください。
さらに、誌面をさらに深掘りして長崎の歴史や魅力を体感できる場が、9/6のイベントです。ぜひ会場で、編集部と一緒に“長崎建築の旅”を楽しみましょう!
また、長崎特集の取材の様子は「第2回 建築知識の日常」で公開しています!