薬膳とは―家庭でできる「食べる養生法」
NHK放映のTVドラマ『しあわせは食べて寝て待て』(原作/水凪トリ)ではじめて「薬膳」を知った方も多いのではないでしょうか。
ちょっとした不調やつらい症状を抱えながら暮らしている人にとって、日々のごはんで体とこころをいたわりケアする「薬膳」は体を温めるしょうがのようにじんわりと染みたのではないでしょうか。
このじんわり、ゆっくりは薬膳の特徴です。薬膳は辛いものを食べて汗が噴き出すというものではなく、じわっと効いてくるやさしさ。つまり急激に負担をかけずに体の調子を整えるのです。
食材を買っても余ってしまいそう? いえいえ大丈夫です
東洋医学を元にした薬膳は、西洋の栄養学的な知識とは異なることもあり、またふだん使わない食材も出てきたりするため、「難しそう」「手間がかかりそう」と思っている方もいるかもしれません。
でも、簡単で美味しくなければ続けることはできません。
国際中医師の資格を持ち(現在、世界中医薬学会連合会理事も務める)、長年薬膳料理教室を開いてきた、谷口ももよさんの本「女性の不調を整える100の薬膳レシピ」は、薬膳をはじめてみたいという方、またいろいろな薬膳料理を作ってみたいという方に向けて、基本の調理方からちょっとした下ごしらえのコツ、忙しい人に向けたちょい足しレシピまで100点以上を掲載。そのため、今の自分に合ったレベルで薬膳レシピを探し、実践することができます。
1章では、おもな薬膳食材とその使い方を紹介していますが、せっかく食材を買っても余らせてしまいそう、という人もいるかもしれません。また、忙しいから、週末の時間がある時に…と思っているうちにズルズルと使うのを忘れてしまうこともあるのではないでしょうか。今回、食材紹介では、効能の説明とともにすぐに使って作れる簡単レシピも掲載。まず、実践!ができる本です。
そして、食材名からレシピを探し出す索引がついているため、買っても余らせてしまう心配はありません。

自分のレベルに合った使い方ができます。”はじめまして”の方は、1章の簡単レシピや2章の基本調理の解説つきのレシピから。

クコの実の紹介と簡単レシピ。お茶だったら早速、使ってみることができます。余ったらオーギョーチーのようなゼリーにしてもいいですね。
著者からのメッセージ
月の半分以上も万全な体調ではないのにもかかわらず、忙しさに追われ、気づけば自分のことが一番後回しになってしまう―そんな女性たちの声を、私はこれまで数えきれないほど聞いてきました。私自身が薬膳を始めたのも、長年抱えてきた不調をどうにかしたかったこと、そして家族を守りたいという思いがあったからです。薬膳の効果を実感しているからこそ振り返れば、もっと早く出会っていればよかったとさえ思います。(まえがきより)
はじめるのは早ければよいですが、遅くてもまったく問題ありません。今、気になる、やってみたい、そのタイミングが大事なのです。ぜひ薬膳をまいにちのごはんに取り入れてみてください。

















