新時代のお店づくり・トレンドを知りたいなら！　店舗設計のヒミツをイラストで徹底解剖【建築知識・試し読み】

建築知識2023年1月号の特集は「新業態トレンド100　新しいお店の作り方」です。話題のお店のつくり方を、さまざまな業態にわたって徹底解説しています。

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カフェ、バー、焼肉店、中華料理店、菓子店、アウトドアショップ、自転車店、ビールスタンド、シーシャバー、コワーキングスペース、文具店、時計店、ジム、ホテル、婚活会場、結婚式場、eスポーツジム、バーチャルショップ、etc…
今話題のお店を9つのカテゴリーに分けて紹介しています。

チラ見せ！　「斬新コンセプト店舗」　
脱稿するまで帰宅NGのクリエイター特化カフェ

原稿執筆カフェ（所在地：東京都杉並区、運営：ヒマナイヌ）、イラスト：南波タケ

不定期に開設されるコワーキングスペース、「原稿執筆カフェ」。利用目的は「原稿執筆」のみに限られ、店内での会話は禁止。そして入店時に客が自ら定めた「目標」を達成するまでは退店できない、という店舗独自のルールを設定。客どうしに「締め切りを抱えている」という連帯感をもたせることで、斬新なコンセプトの店舗を成立させています。適度な緊張感がある空間で「自宅やカフェよりも作業がはかどる」とSNSなどでたびたび話題に上る人気店舗です。

斬新なコンセプトを成立させつつ、
ストレスなく集中できるお店をつくるヒミツとは……？

建物は三角型で、総面積は38㎡。狭小な空間ですが、客の好みに応じて「カウンター席」「窓際席」「テーブル席」が選べるようになっています。セルフサービスでの飲料提供のほか、PC傾斜台・冷却台やマウス、充電ケーブル・アダプター、辞書などの備品の貸し出しなど、スタッフの労力を最小限に抑えつつ充実したサービスを提供。これらのサービスの提供内容は、客のSNSの投稿を参考に日々アップデートしています。