コストを抑えメンテンナンス性を高めるには?住宅から非住宅まで、外装材の基本を総ざらい!

建築知識2023年10月号の特集は「木・S・RC[外装材]完全マニュアル」です。構造別の外装材の納まり、基礎知識について解説します。住宅~中・大規模まで、幅広い規模の建築に対応する内容となっています。今回は中身を特別に「チラ見せ」します!

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チラ見せ!外装材の基礎知識

外装材キホンのキ①木材
意匠や雨仕舞いを考慮して木材の張り方を選択する

木材の張り方は主に、縦張り・横張りの2種類。板の長手方向を縦にして張る縦張りは、水切れがよくメンテナンス性が高い点が利点。板材の定尺長さ(3,0004,000㎜)以下の外壁高さであれば、見栄えもすっきり納まり、雨仕舞いも問題が少ないです。下地は、透湿防水シートの上に450㎜ピッチで横胴縁を入れ、板を釘などで打ち付けていくのが基本です。

 

対して横張りは、板の長手を横方向にして少しずつ重ねて張る方法で、下見板張りとも呼ばれます。継目の木端から水が入りやすいため、雨仕舞いには注意が必要です。継目位置に押し縁をかぶせるか、水切れを考慮した納まりとする必要があります。

外装材キホンのキ②ALC

縦壁ロッキング工法

ALC板を縦方向に張るときは、パネルの上下を躯体に固定します。地震や風などによって生じる躯体の変形に対して、ALC板が1 枚ごとに微少回転して面内方向に追従するような施工方法を縦壁ロッキング工法といいます。

横壁アンカー工法

ALC板を横方向に張るときは、柱または間柱に短辺を固定する。地震や風などによって生じる躯体の変形に対して、上下段のALC板がそれぞれ水平方向にずれることで追従するような施工方法を、横壁アンカー工法といいます。縦壁ロッキング工法・横壁アンカー工法のどちらを選択するかは、意匠や風圧力によって決めます。

外装材キホンのキ③タイル

目地・寸法をマスターしよう

タイルは、1つずつに形状の違いや多少のひずみがあります。タイルの目地には、それらのひずみや寸法の違いを調整する役割があります。目地幅は内装用か外装用か、あるいは床用か壁用かでも異なります。

6タイルをまたいで張るとタイルの接着面が足りず剥離します。コンクリート躯体とタイルの動きが違うので必ずシーリング処理を行いましょう。亀裂誘発目地をまたいでタイルを張ると、割れるリスクが高まるので注意しましょう

 

多種多様な用途・規模の建築構法を総ざらいできる特集です!

建築知識202310月号ではこのように、コストや経年変化など各外装材の特徴、下地構成や工法などにおける施工上のポイント、防水や防火・防汚など、性能を考慮した納まり、意匠性が高まる設計手法などを材料別に徹底解剖しています。建物のデザインにおいて、仕上げ材の選び方や納まりの検討は経験が必要な難所のひとつ。設計者に必携の1冊です!

建築知識22/10 建築の構成手法、構法を総ざらい 建物「組み立て」図鑑

定価   1,800円+税
ページ数    134
判型        B5判
発行年月   2023/09
ISBN    4910034291038