◆何歳からでも筋力アップできる「フロント・ランジとバック・ランジ」
フロント・ランジとバック・ランジは太ももの筋肉を鍛える運動の１つ。
太ももの皮下脂肪が減らせるため、美脚効果もあります。
また、インナーマッスルといわれる体幹筋を強化して、お腹などの脂肪も減るので、見た目がかっこよくなります。
『疲れない 太らない ボケない 60代からの鎌田式ズボラ筋トレ』Ｐ14-15より
また、体幹が安定するので、ゴルフやマレット、卓球、スキーといったスポーツ能力も向上します。
スポーツをやらない人でも、体幹筋がしっかりすると転びにくくなます。
バランスを崩しても、最後の土俵際で耐えることができるので、転倒予防になるのです。
僕が疲れない、太らない、ボケないために、実際にやっているズボラ筋トレです。
まず１つか２つ始めてみましょう。
『疲れない 太らない ボケない 60代からの鎌田式ズボラ筋トレ』Ｐ16-17より
◆楽そうでつらいが効果抜群「ワイド・スクワットと超カンタンスロー・スクワット」
普通のスクワットができる人なら、より高いレベルのワイド・スクワットと超簡単スロー・スクワットにチャレンジしましょう。
ワイド・スクワットは太ももの前側の筋肉（大腿四頭筋）はもちろん、内ももの筋力強化や股関節の動きをよくして転倒を予防します。
腹筋も鍛えるので、お腹の脂肪が燃え、脱メタボ効果が期待できます。
『疲れない 太らない ボケない 60代からの鎌田式ズボラ筋トレ』Ｐ20-21より
超簡単スロー・スクワットは太ももの後側のハムストリングスと呼ばれる筋肉やお尻の筋肉、ふくらはぎの筋肉を鍛えるので、美脚や美尻にもなります。
また、ゆっくり行うことで、若返り万能ホルモン（マイオカイン）が分泌され、若返りを実現。
血圧や血糖値を下げる効果も期待できます。
『疲れない 太らない ボケない 60代からの鎌田式ズボラ筋トレ』Ｐ22-23より
◆10回拍手するだけで骨が丈夫になる「太陽の光を浴びながら10拍手」
『疲れない 太らない ボケない 60代からの鎌田式ズボラ筋トレ』Ｐ24-25より
朝、太陽の光にあたると幸せホルモン（セロトニン）が分泌されて、幸福感を高める作用があります。
また、セロトニンは睡眠の質をよくする作用もあるので、僕は太陽の光を浴びるために、屋外でランジやワイド・スクワットを行うことがあります。
そのときは、必ずワイド・スクワットのポーズをとりながら、10拍手します。
神社にお参りするときのように拍手を10回行うのです。
骨を丈夫にするには骨に刺激を与えなければなりません。
鎌田式かかと落としは、骨に刺激を与える運動ですが、おもに刺激されるのは下半身の骨で、上半身の骨への影響は十分ではありません。
そこで、10拍手を考えました。
屋外で10拍手を行うと、自然を感じながら行うことができます。
僕は10拍手をするとき、生きていることに感謝したり、自然とつながっている自分を意識したり、今日はがんばろうと自分に言い聞かせたりしています。
『疲れない 太らない ボケない 60代からの鎌田式ズボラ筋トレ』
著者 鎌田實
定価 1,600円＋税
ページ数 128
判型 A５判
著者プロフィール
鎌田實（かまた・みのる）
1948年、東京都生まれ。1974年、東京医科歯科大学医学部卒業。1988年、諏訪中央病院院長に就任。地域と一体になった医療や、食生活の改善・健康への意識改革を普及させる活動に携わる。2005年より同病院名誉院長。チェルノブイリ原発事故後の1991年より、ベラルーシの放射能汚染地帯へ医師団を派遣し、医薬品を支援。2004年からイラクの４つの小児病院へ医療支援を実施、難民キャンプに５つのプライマリ・ヘルス・ケア診療所をつくった。国内の活動としては、東北をはじめとする全国の被災地に足を運び、講演会、支援活動を行っている。近年は、健康づくり、介護をテーマとした講演会が増えている。
鎌田 實 オフィシャルウェブサイト http://www.kamataminoru.com
