建築界に大きな影響を与えた建築家 フランク・ゲーリー(Frank Owen Gehry) 氏が、96歳で逝去した。
1929年、カナダ、トロント生まれ。南カリフォルニア大学、ハーバード大学で学びを得た。1962年に自身の事務所 Gehry Partners, LLP の前身となるスタジオをロサンゼルスに開設した。
自邸「Gehry Residence(1979、改装後)」で金属板による外装を試み、既存住宅の改修という枠組みの中で、造形的手法の転換点を示す。
1989年には建築界最高峰となるプリツカー賞受賞。以降、国際的プロジェクトが相次ぐ。最も著名な建築はビルバオ・グッゲンハイム美術館(1997)、ウォルト・ディズニー・コンサートホール(2003)、フォンダシオン ルイ・ヴィトン(2014)などがある。
作品はいずれも、鋼材やチタン、ガラスなどを用いた曲面構成と複雑な形態を特徴としている。
反骨と人間的なチャーミングさを併せ持つ、稀有な巨匠の終章だ。
この機会に改めて、本人の言葉で建築の話をしよう。
『フランク・ゲーリー 建築の話をしよう』
| 定価 | 2,800円+税 |
|---|---|
| 著者名 | バーバラ・アイゼンバーグ |
| ページ数 | 308 |
| 判型 | B5変 |
| 発行年月日 | 2015/11/26 |
| ISBN | 9784767820712 |
















