日本エコハウス大賞の「書類審査」と「設計審査」は、6枚の応募資料のみで審査を行います。
◎第1関門「書類審査」で見られる項目
建築知識ビルダーズ編集部が、以下の内容をチェックします。
・必要書類が揃っているか
・必要性能をクリアしているか
・建物の特徴が分かる図面や写真が添付されているか
・評価8項目から逸脱していないか
◎第2関門「設計審査」で見られる項目
5名の設計審査員が、独自の評価基準で10ポイントを投票します(1作品2ポイントまで)。合計の得票数でノミネート作品を選出します。
伊礼さんの審査のポイントはこちら(近日公開)
三澤さんの審査のポイントはこちら(近日公開)
◎6枚の応募資料の基本的な作成方法
1枚目:基本情報と8つの評価項目
このページに抜け漏れがあると書類審査を通過しない可能性が高まります。
2枚目:建物の特徴が伝わる写真やテキスト
写真の点数やサイズ、文字数に制限はございません。自由にレイアウトしてください。写真やレイアウトの印象が、少なからず審査に影響します。
3枚目:自由記述
建物のコンセプトや工夫した点や取り組みなどを、写真や図解、文章などで説明してください。応募者の想いや取り組み、建物の個性を読み取るシートになります。
4枚目:平面図
建物の方位や敷地境界線入りの配置、周辺環境が分かるものが望ましいです。基本的な設計力を審査します。リノベーションは既存状況が分かる図を添えるようにしてください。
5枚目:矩計図
断熱・気密層の構成が分かる断面詳細図を添付してください。上下階のつながりや、建物のプロポーションなどを判断します。必要に応じて立面図を添えるのもよいでしょう。
6枚目:性能の見える化シート
外皮性能(UA値)や一次エネルギー消費量(BEI)が分かる計算シートや評価書を添付してください。
例:ホームズ君、QPEX、建物燃費ナビ、BELS、CASBEEなど
編集部からの一言コメント
たとえば、「平面図と矩計図」、「平面図と性能の見える化シート」などを1枚のシートにまとめて、自由記述を2枚にするのはOKです。
また、平面図の応募資料に施工中の写真を掲載するなど、伝えたいことを存分に表現してみてください。
設計審査員は応募資料に掲載された図面や写真を見て、設計者やつくり手たちの能力をさまざまな角度から読み取ります。応募資料の出来映えだけでは、高得点は得られません。ご自身の取り組みを素直に表現していただければ、審査員には伝わるはずです。
第9回 日本エコハウス大賞の素敵な作品をお待ちしています!
応募資料提出締切:2025年6月30日(月)
設計審査(書類選考):2025年7月10日(木)