憧れのあの街並みを深く知りたい!建物から楽しめる”英国”本おすすめ7選

アフタヌーンティー、王室、幽霊、妖精...独特の文化をもつ国、英国。ピーター・ラビットや不思議の国のアリス、シャーロック・ホームズやハリー・ポッターなど、さまざまな物語の舞台としても、いつの時代も人を惹きつけます。今回はそんな英国を建物から知ることができるおすすめ本をご紹介!ヨーロッパ大陸とはひと味違う雰囲気をまとう、イギリスの街並みや暮らしを想像することができるでしょう。

英国人のように暮らしてみたい!
『日本でもできる! 英国の間取り』

英国では、名もない一般人が住んでいた古い家が多く残り、今も住人がその家を大切に住み継いでいます。
本書は、そんな英国人の家と暮らしに興味をもった著者が、さまざまな地域や年代の約70件の家をめぐって見つけた「英国人の暮らし方」の秘訣が詰まった1冊です。

デザイン的な歴史や用語などの知識はもちろんのこと、照明の使い方や、「家と庭のつながり」「方位の考え方」など住まいに対する姿勢の考察、著名人の家の間取り紹介など。色々な方面から、英国人の家について知ることができます。
この本を読めば、日本にいながらにして「英国人のように住まう」夢が実現できるかも!


『日本でもできる! 英国の間取り』
定価 1,600円+税
著者名 山田 佳世子
ページ数 184
判型 A5判

本国でのベストセラー建築図鑑
『英国建築の解剖図鑑』

イギリスの建築には、独特の装飾や部位、
本書は、ノルマン征服から中世、ヴィクトリア朝、そしてモダニズムまで、英国の建築スタイルをイラストで読み解いたビジュアルガイド。英国らしいウィットあふれるイラストと解説、温かみのある手描き文字も楽しい、手元に置いておきたい一冊です。

オールカラーのイラストで、細かなディテールの名称や用語が学べます。英文でも記載しているので、さらなる資料探しや学習にも役立ちます。映画やドラマ、小説の背景を理解したり、創作の参考資料としてもおすすめ!


『英国建築の解剖図鑑』
定価 1,900円+税
著者名 マシュー・ライス (著), 中島 智章 (監修), 岡本 由香子 (翻訳)
ページ数 240
判型 A5判

あの名作の舞台をリアルに感じる!
『シャーロック・ホームズの建築』

英国のキャラクターといえば、アーサー・コナン・ドイルが生み出した名探偵、シャーロック・ホームズを連想する方も多いでしょう。
本書はホームズ研究家の北原尚彦氏と一級建築士の村山隆司氏が、17の事件を題材に物語の中に登場する建物を徹底考察した人気連載の書籍化。コナン・ドイルの書いた文章を分析して設計し、間取りの細部に至るまで再現を試みています。

ホームズがとワトスンが暮らした「ベイカー街221B」、不気味な魔犬の呪いが続く「バスカヴィル館」、社交嫌いの人間が集う「ディオゲネス・クラブ」など…
ホームズ好きなら一度は聞いたことのある建物を、まるで実在しているかのようにカラーイラストでリアルに再現。
これを読めば、ホームズが生きたヴィクトリア朝の英国への理解も深まります。


『シャーロック・ホームズの建築』
定価 2,000円+税
著者名 北原 尚彦(文)  村山 隆司(絵・図)
ページ数 221
判型 A5判

教会建築に一番詳しくなれる!
『英国教会の解剖図鑑』

本書は、『英国建築の解剖図鑑』の続編。建築の中でもより規模が大きく、歴史が長く、バリエーションの多い教会建築に注目したビジュアル図鑑です。
英国には16,000もの教会があるといわれ、たいていはその町の中心的な施設として、英国の歴史を見守ってきました。建築家や職人、芸術家たちが腕をふるったデザインとその空間を知ることで、英国人の感性を時を超えて共有することができるかもしれません。

何かが居そう、何かが起こりそうな、神聖とも妖しげともとれる教会の空間。様式の説明から始まり、ディテール名称だけではなく家具や見るべき教会なども解説しているので、全体から細部まで、まんべんなく学べます。

歴史の生き証人ともいえる教会を知れば、英国の歴史ももっと深く理解できるようになるはず。


『英国教会の解剖図鑑』
定価 1,900円+税
著者名 マシュー・ライス
ページ数 226
判型 A5判

幽霊物語から、建物に刻まれた歴史を知る
『英国の幽霊城ミステリー』

英国といえば幽霊を思い浮かべる方も多いでしょう。英国人は幽霊好きともいわれ、国内には数千もの幽霊スポットがあるのだとか。それらの幽霊物語が語られる背景には、時間とともに忘れ去られてしまう悲しみや人生、歴史を忘れず、ともに生きていくという姿勢があるのかもしれません。

本書ではロンドン生まれの小説家・織守きょうや氏が、英国の幽霊と城にまつわる歴史とそこに隠された秘密を紐解いていきます。『英国の間取り』の著者である山田佳世子氏のイラストがその雰囲気を盛り上げます。
建築史家の中島智章氏による解説も伴い、建築についての学びも得られる1冊です。


『英国の幽霊城ミステリー』
定価 2,000円+税
著者名 織守きょうや(文) 山田佳世子(イラスト)
ページ数 216
判型 A5判

なんでもない家にこそ、英国の魅力がある
『英国の民家 解剖図鑑』

城やお屋敷、教会の厳かな雰囲気もいいけれど、自然のなかにちょこんと佇む民家が持つ空気もまた魅力的。
ピーターラビットやくまのプーさんなどの名作を想起させる、「なんでもない家」を知る手段は、実はあまり多くありません。
本書はそんな民家にフォーカスした、英国各地の民家デザインがイラストで楽しめる図鑑です。

土地によって材料が異なるので色味もさまざま、デザインもさまざま。パラパラとめくっているだけでその空気を浴びることができて、まるで物語のなかで英国を旅している気分になれる1冊です。
序文を英国王チャールズ3世(執筆当時はプリンス・オブ・ウェールズ)が寄稿、解説は『日本でもできる!英国の間取り』の山田佳世子さんが執筆しています。


『英国の民家 解剖図鑑』
定価 2,200円+税
著者名 マシュー・ライス (著), 岡本 由香子 (翻訳), 中島 智章 (監修)
ページ数 166
判型 B5変

書店を愛する心は海を越える
『英国の本屋さんの間取り』

英国の雰囲気といえば、部屋いっぱいにひしめく紙の本、素敵な装丁やどっしりした立派な本、充満する紙とインクのにおい…をイメージされる方もいるのでは。
イギリスでは、独立系書店の数が過去6年連続で増加し、20年以上にわたって続いていた書店減少の傾向が確実に反転したと言われます。
電子書籍やオンライン書店ももちろん普及しているなか、なぜ人々は、本屋さんで本を買いたくなるのでしょうか?本書はその秘密に迫る1冊です。

『世界で最も美しい書店』『世界の美しい本屋さん』ほか、 多数の“本屋さん本”を手掛けてきた著者がインタビューと間取りレポートから読み解く、愛すべき名店の間取り。
イラストと写真のダブルで楽しみ、本当に訪れたような気分にひたれます。本屋さん好きの方にはもちろん、街歩きやカフェ巡りが好きな方も必見です!


『英国の本屋さんの間取り』
定価 1,800円+税
著者名 清水 玲奈
ページ数 160
判型 A5判