【6月は実質無料】「RC造」を知るならこの一冊! 鉄筋コンクリートづくりの基本から材料選、構造的特徴、施工のポイント、維持管理までぜんぶわかる

「質の高いRC造をつくるために必要なこと」を皆さんはご存じでしょうか?
RC造の建設には、材料に対する深い知識と適格で無駄のない施工技術が必要です。
覚えるべきこと、知っておくべきことが多岐に渡り、その要点の多さに圧倒された人も少なくないはず。
本書は、そんな奥深いRC造の入門書としてつくられました。
知っておくべき最低限の基礎知識や、現場や実務で直接役に立つポイントなどをイラストとともにわかりやすく解説しています。
これからRC造の基本を学ぼうとしている方にうってつけの内容ですので、今回はその一部をご紹介いたしましょう。

そもそもRC造は、なぜ「鉄筋」×「コンクリート」なのか?

コンクリートは「圧縮力には強い」が、「引張力には弱い」という材料的な性質があります。
具体的には、引張力・曲げモーメント・せん断力といった力への抵抗力があまりありません。
そこで「引張力に強い」鉄筋を内部に埋め込むことで、この弱点を補強しているのがRC造なのです。
コンクリートと鉄筋が互いの弱点を補い合うことで頑丈な構造を成立させているのです。

 

コンクリートと鉄筋の相性の良さは、ほかにも

コンクリートと鉄筋は熱膨張率がほとんど同じです。
気温の変化で建物が膨張・収縮を繰り返しても、同じように動くので、両者の一体性が保たれやすいのです。

また、コンクリートは「熱」と「錆」から鉄筋を守ってくれます。
鉄筋は350℃まで加熱されると強度が23まで低下してしまいますが、熱伝導が穏やかなコンクリートで保護することで、火災時の強度を維持できます。

鉄筋の強度を低下させるもう一つの要因に「錆」があります。
空気中や水分に含まれる酸素に鉄筋が反応(酸化)することで、ボロボロになってしまうのです。
錆は鉄筋の強度を低下させるだけでなく膨張させてしまうのですが、鉄筋の膨張によってコンクリートにヒビや剥落が生じると、躯体の劣化と強度低下がさらに深刻になっていきます。

しかし、コンクリートには強いアルカリ性があるので、コンクリートで鉄筋をしっかり包み込むことで、鉄筋を錆から守ってくれるのです。
ただし、コンクリートが空気中の二酸化炭素と反応して中性に傾く(中性化)と、鉄筋に錆が発生する可能性が高まります。
そのため、鉄筋を覆うコンクリートの厚さ(かぶり厚)には、十分な厚さが必要なのです。

 

「かぶり厚」の確保のために必要な「スペーサー」

先ほどの説明にある「かぶり厚さ」を確保するためには、鉄筋とコンクリート型枠の間に適切なスペースが維持されていなければいけません。
しかし、どれほどきちんと配筋作業を行っても、作業時の衝撃やコンクリートを流しこむときに発生する振動などで、鉄筋の位置はどうしてもずれてしまいます。
そこで登場するのが「スペーサー」。
スペーサーは、鉄筋と型枠の間に一定のスペースが生まれるように鉄筋の位置を固定するものです。
用途に合わせて適切な位置にスペーサーを設置することで、十分な「かぶり厚」を確保できます。

 

RC造の重要ポイントは、ほかにも!

RC造の品質や構造的な安全性・安定性を確保するために必要なポイントはまだまだあります。
・柱と梁と床・壁の一体感を高める「定着」の勘所

・鉄筋の溶接位置と適した工法

・型枠の組み方と安全性の高い補強方法

・コンクリートを打ち込むときの注意点

などなど、計画から施工そして維持管理まで、RC造の基礎知識をわかりやすく、網羅的に解説しているので、ぜひお手に取ってみてください。

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